テレビコマーシャルなどで有名な増毛サービス業者は、初めからカツラを売るのが目的ではなく、まずは、消費者の「入口」、すなわち、毛髪の増毛法からその後につなげる販売システムを構築している。
増毛法について少し解説しておきましょう。増毛法は、自分の毛に人工の毛を根っこに結び付けて髪を増やすものです。結着増毛法と呼ばれるものは、自分の毛に、人の手によって人口の毛を結び付けていく方法です。
この増毛法は、1万で200本ほどお試しもしてもらえますし、もちろん施術直後はとても見栄えがよいのです。満足しいて帰宅できることでしょう。
1、2週間ほどすると見た目におかしくなってきます。なんででしょうか?それは、自分の髪の毛は時間が経つと伸びてくるからです。当たり前ですね。
自分の髪の毛が伸びてくるとどうなるでしょう?根元に結び付けた人工の毛もいっしょになって浮き上がってしまいます。
そのため、結ばれた髪の毛同士が小さい玉として目だったり、枝毛のように見えてしまいます。
このような状態になってしまうと、見た目が悪いので、また同じように増毛法を続けなければならなくなります。
髪が伸びるたびに、これを繰り返していかないといけないので、当然ながら増毛サロンに通い続けなければなりません。
当たり前ですが、たった1万円で行った増毛法だったはずなのに、費用は次第にかさむ一方になります。
お金だけ失うだけであれば、まだよいのですが、さらにダメ押しのことが起こりえます。
増毛法で髪をより増やすには、1本の毛に何本もの人工の毛を結び付けていくわけですから、元々の自分の毛に負担がかかってきます。
毛が薄い人は、1本の毛も細いことが多う上に、健康だった自毛はダメージを受け、切れやすかったり、抜けやすくなってしまい思った以上に負担がかかります。
増毛で毛を増やすことによって、毛がダメージを受けてしまい、逆に減ってしまうこともあります。これでは、本末転倒な結果となってしまいます。
このような状態になり、サロンに行かなければよいのですが、増毛法を止めたいと言うと、なんて返事が返ってくると思いますか?
「あなたに増毛法が合わないようなので、カツラがよいです・・・」
そう、サロンはカツラの購入を勧めてきます。
ここまでくると、あきらめの境地か、意外にカツラをかぶることには、抵抗がないひとも少なくないようです。それほど高価でもないですし、あきらめもついたことで、購入してもいいか思ってしまうのです。
髪の毛を増やしたいと思っていて、サロンに行ったら、最初からいきなりカツラを勧められたら誰も買いませんよね?
メーカーによっては、このように増毛法はカツラを売るための、誘導作戦であることが多いのです。
かなり販売方法に問題がありますよね。このように育毛・発毛ビジネスに対して苦情も多くなっているようです。
☞育毛発毛ビジネスのもっとひどい手口
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