女性型脱毛の特徴

女性では男性と異なり、頭頂部の比較的広範囲に頭髪が薄くなるパターンを特徴とします。発症時期についても男性とは異なり、更年期に症状が悪化してくることも多いです。また、男性型脱毛症は男性ホルモンによるところが大きいのですが、女性では男性ホルモンだけで、その病態が説明できないことがあります。

女性型脱毛症に対するフィナステリド(プロペシア)投与成績

フィナステリド(プロペシア)は、通常女性に使われませんが、海外ではいくつかの比較試験が報告されています。
 女性型脱毛症に関しては,フィナステリド(プロペシア)(1mg/日)を用いた137名の女性被験者を対象とした治療期間1年の比較試験においては、1cm2あたりの硬毛数はフィナステリド(プロペシア)投与群で-8.7、プラセボ群で-6.6といずれも減少し、フィナステリド(プロペシア)投与群とプラセボ群の間には有意差はなかったとされます。

フィナステリド(プロペシア)が女性型脱毛症に使われない理由

フィナステリド(プロペシア)が女性に使われない理由は、妊婦に投与するとDHTの低下により男性ホルモンの産生が抑制されるため、胎内の男児の生殖器官などの発育に影響を及ぼす恐れがあるとされているからです。基本的には、妊婦または妊娠している可能性のある女性、もしくは授乳中の女性への投与は控えなければいけません。 

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