ミノキシジルとは?

1980年ぐらいから米国では 「育毛剤 」というものは市販され始め、 1988年にミノキシジルがFDAより医薬品 として許可されるようになりました。

ミノキシジルは、もともと血圧降下剤として開発されて、使用されていましたが、顔面, 体幹, 四肢に発毛し, 異常に毛深くなる副作用が明らかになりました。これを逆手にとり、発毛剤として開発されました。このような経緯からミノキシジル外用剤 (商品名 ロゲイン) として処方が可能になったのです。

もしかして効かないのに?

ミノキシジル外用薬は、臨床試験が1980年頃より始まり、許可されるまでに数千の症例が集めたものの、FDAはなかなか認可しませんでした。その理由は、症例数はあるもののはっきりした客観的に定量化できないかったことにあります。使用前後の写真からでは客観性はなかったものと考えられたからです。

また、当時のマスコミ広告などにより、医者からこのミノキシジル外用を入手し、自己判断で試すひとが多かったといいます。この時期と同時に、ミノキシジルの販売量が急増し、血圧降下剤の1000倍もの使用量があったといいいます。

さらに他国のミノキシジルが非合法で出回り、FDAもこれらの社会現象を危惧して、仕方なく認可したとも言われています。

ミノキシジルの作用機序は、皮膚の末梢循環をよくすることで、発毛を促すと考えられています。しかしながら、末梢循環の促進が育毛につながるという確証はえられていません。

効く人は限定的かも

ミノキシジルは、もともと産毛を長く効果は認められているものの、細い毛を太くするなどの変化まではありません。

実際には、ミノキシジル外用薬で、すでに頭部がつるつる状態では、まず効果は期待できません。Hamiltonの分類のType V, す なわち頭頂部が薄くなる比較的初期 のO型に効くとされています。

O型の男性型脱毛症のすべてに効くというものではなく、一部に効果があるというのが一般的な見方とされています。結局、ミノキシジルの効果は、使用者の自己満足に委ねられているのが実情ではないでしょうか?

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